ダンス・バレエ・日本舞踊のオンライン講座開催「反転動画」のやり方
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オンライン講座の動画を「反転(鏡)」させたい
外出自粛が要請される状況下において、従来は対面での活動を行っていた女性が、自らの活動の場をオンラインに移行する動きが急増しています。
多くの女性が「今まで対面で実施していた講座をオンラインで実施」していますが、オンラインでの実施が難しい業種があります。
それは「ダンス」「バレエ」「日本舞踊」など、講師が鏡越しに指導する業種です。
今回、知人の日本舞踊の先生より
「ミラー反転機能」つきでオンラインレッスンをするにはどうしたらいいか?
という質問をいただきましたので、調査してみました。
このような業種でお困りの方がいらっしゃいましたら是非参考にいただけますと幸いです。
※こちらの情報は2020年5月17日現在の情報となります。
ミラー反転機能とは
「ミラー反転機能」とは、撮影した画像を鏡に写したように左右反転させて表示する機能のことです。
スマホのインカメを利用して写真を撮影したり、オンライン会議などを実施した場合、「左右が逆になっている」と感じたことはありませんか?
これが「ミラー反転機能」です。
zoomなど一部のオンライン会議のツールでは、カメラの設定から「ミラー機能」を指定することも可能です。
ダンス・バレエ・日本舞踊など、「講師の映像を左右反転させて閲覧者に送りたい」という場合、この「ミラー反転機能」を使えばいいじゃないか。と思う方も多いと思いますが、実はこの「ミラー反転機能」は講師側の端末(PCやスマホ)でのみ反転して表示されるだけであって、閲覧者の環境では反転せず通常通り見えてしまいます。
そこで今回は、オンラインレッスンを行う場合のミラー反転動画の配信について記載します。
オンラインレッスン「ミラー反転機能」のやり方
- アプリで反転
- ミラー反転機能を使って反転した画像を「画面共有」で共有する
1:アプリで反転
スマホやPC環境において、様々な動画編集アプリが提供されていますが、その多くに「ミラー反転機能」が実装されています。
検索をするといくつもヒットしますので、評価の高い1つだけご紹介します。
とても評価が高く使い勝手がいいアプリなのですが、一つだけ欠点をあげると、「リアルタイムでのレッスンで使用できない」ということです。
このアプリは、撮影した動画に対し「ミラー反転」しますので、(事前にUPした動画を見ながらの)動画レッスンであれば問題ないですが、その場でzoomやGoogle Hangouts Meetを利用したオンラインレッスンの場合は利用できません。
オンラインレッスンの場合は、「2:ミラー反転機能を使って反転した画像を「画面共有」で共有する」をご覧ください。
2:ミラー反転機能を使って反転した画像を「画面共有」で共有する
これは、「講師側(ホスト側)の端末でのみ有効な【ミラー反転機能】の画面そのものを【画面共有】で配信する」という方法です。
今回はzoomとGoogle Hangouts Meetにおいて、それぞれホストがスマホの場合とPCでの場合で4パターン検証してみました。
<検証結果>
- zoom:ホスト(iphone) →できない(そもそも「画面に写っているものを共有」は自動的に「zoom以外のアプリ」となってしまい、zoomの画面を表示することができない)
- zoom:ホスト(PC) →できない(スマホと同じ理由)
- Google Hangouts Meet:ホスト(iphone) →できない(共有ボタンがない??)
- Google Hangouts Meet:ホスト(PC) →できた✨
<やり方>
※各ステップの細かいやり方は、ググると山程でてきますので他記事をご参考ください※
- ホストは予めGoogle Hangouts Meetを利用できるようにしておく。(たしか、G suiteの契約が必要、、、)
- Google Hangouts Meetを起動
- Google Hangouts Meetはデフォルトで「ミラー反転機能」がONになっているので、反転していることを確認
- ホストのメニューから「画面共有」を選択し自分の画面(ミラー反転機能ON)を共有
- 閲覧者側には、共有された画面(ミラー反転ON)の動画が配信される
①画面共有せずにカメラに写った状態をそのまま配信すると、講師側(ホスト側)ではミラー反転しているのに対し、閲覧者側では反転せずに表示される。
②ホスト側で、自分自身が反転で写っているウィンドウを画面共有すると、閲覧者側でもミラー反転動画が表示される。
その他の方法について
現在は上記の2つの方法しか実現できませんでしたが、アプリやビデオキャプチャなどの機材をつかっての実現もできると思います。
アプリについては、まだ該当するアプリ(プラグイン)が見つかっていませんが、Snap Cameraのようにzoom上でリアルタイムにカメラへのエフェクトを利用することができるアプリなどもありますので、近いうち誰かが開発してくれるかもしれないですね。